ヘッドスパ資格の仕事内容は?サロンでの一日と施術の流れ

「ヘッドスパの資格を取ったら、具体的にどんな仕事をするの?」
「サロンで働く場合の一日の流れや、施術の実際の手順を知りたい」

癒やしへの需要が高まる中、ヘッドスパリスト(ヘッドスパニスト)という職業に注目が集まっています。しかし、実際に働くイメージが湧かないと、資格取得への一歩が踏み出しにくいものです。

この記事では、ヘッドスパ資格を活かした仕事内容や、サロン勤務での一日の流れ、具体的な施術のステップについて詳しく解説します。現場のリアルを知ることで、あなたに合った働き方のイメージが明確になるはずです。

なお、ヘッドスパ資格の種類や選び方などの全体像については『ヘッドスパ資格の選び方|種類・費用・おすすめ通信講座』をご覧ください。

ヘッドスパ資格を活かせる仕事内容とは?

ヘッドスパの資格を取得した後、活躍できる場所は多岐にわたります。主な就職先や活動場所における仕事内容の違いを見ていきましょう。

ドライヘッドスパ専門店での施術

現在、最も求人が多く人気なのが「ドライヘッドスパ専門店」です。
ここでは、水やオイルを使わずに頭皮や頭の筋肉をほぐす施術を行います。お客様は「睡眠不足」「眼精疲労」「ストレス解消」を目的に来店されることが多く、深いリラクゼーションを提供することが主な仕事です。
美容師免許が不要なため、民間資格を取得してすぐにプロとして活躍しやすいフィールドです。

美容室・エステサロンでのオプション施術

美容室やトータルエステサロンでは、カットやフェイシャルエステのオプションメニューとしてヘッドスパを提供することがあります。
美容室の場合はシャンプー台を使用した「ウェットヘッドスパ」が主流ですが、最近では待ち時間や仕上げに行う「ドライヘッドスパ」を導入する店舗も増えています。資格を持っていることで、指名率アップや単価アップに貢献できます。

リラクゼーションサロン・整体院でのケア

全身のもみほぐしを行うリラクゼーションサロンや整体院でも、頭部のケアは人気のメニューです。
ボディケアの知識に加えて、専門的なヘッドスパの技術を持っていると、首・肩こりに悩むお客様に対してより満足度の高いアプローチが可能になります。

ヘッドスパリストの一日の流れ(サロン勤務の例)

実際にサロンで雇用されて働く場合、どのようなスケジュールで動くのでしょうか。一般的なドライヘッドスパ専門店のスタッフの一日を例に紹介します。

時間 内容
10:30 出勤・開店準備
店内の清掃、リネンの交換、予約状況の確認、アロマの準備などを行い、お客様を迎える環境を整えます。
11:00 開店・午前の施術
予約のお客様をお迎えし、カウンセリングと施術を行います。施術後はハーブティーなどを提供し、お見送りします。
13:00 お昼休憩
スタッフ交代で休憩を取ります。
14:00 午後の施術・空き時間に事務作業
施術の合間に、カルテの記入、電話対応、SNS更新、在庫管理などの業務を行います。
19:00 最終受付・施術
仕事終わりの会社員のお客様などが多く来店される時間帯です。
20:00 閉店作業・練習会
レジ締め、片付けを行います。日によってはスタッフ同士で技術練習を行い、スキルアップに励みます。
20:30 退勤

※店舗の営業時間やシフトによって異なりますが、接客だけでなく、サロン運営に関わる雑務や技術練習も大切な仕事の一部です。

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ヘッドスパ施術の具体的な流れとポイント

ヘッドスパリストの仕事の核となる「施術」は、単に頭を触るだけではありません。お客様に究極の癒やしを提供するためのフローがあります。

1. カウンセリング(悩み共有とプラン提案)

施術前に必ずカウンセリングシートを記入していただき、その日の体調、睡眠状況、特に疲れを感じている箇所(目、首、肩など)をヒアリングします。
お客様の要望に合わせて、力加減や重点的にケアするポイントを提案します。ここで信頼関係を築くことがリピートに繋がります。

2. 施術(頭皮・首・肩へのアプローチ)

照明を落とした落ち着いた空間で施術を行います。ドライヘッドスパの場合、着替え不要で椅子やリクライニングチェアで行うことが一般的です。

  • 頭部のケア:前頭部、側頭部、後頭部の筋肉を、指の腹を使ってゆっくりと捉え、頭皮を緩めていきます。
  • 目元のケア:眼精疲労に効くツボなどを優しく刺激し、目の周りの緊張をほぐします。
  • 首・肩のケア:頭の重さを支える首や肩周りも合わせてケアすることで、血行を促し、全体的なスッキリ感を高めます。

※法的な観点から、「マッサージ」や「治療」という言葉は使わず、あくまで「リラクゼーション」「リフレッシュ」を目的とした施術を行います。

3. フィードバックとホームケアアドバイス

施術後は、お客様の状態(頭皮の硬さやコリの具合など)をお伝えし、日常生活で気をつけるべきポイントや、簡単なセルフケアの方法をアドバイスします。
プロとしての視点を伝えることで、お客様の満足度がさらに高まります。

ヘッドスパの仕事に必要なスキルと資格

ヘッドスパリストとして長く活躍するためには、確かな技術と知識の裏付けが必要です。

技術力と接客マナー

お客様の頭部に直接触れる仕事ですので、不快感を与えない繊細なタッチやリズム感が求められます。また、リラックスできる空間作りや、お客様の心に寄り添う会話などの接客マナーも非常に重要です。

資格取得のメリット

ドライヘッドスパには国家資格(美容師免許など)は必須ではありませんが、民間資格を持っていることは大きな強みになります。

  • 就職・転職に有利:基礎知識と技術があることの証明になり、採用されやすくなります。
  • お客様の安心感:「有資格者による施術」と謳うことで、集客や指名に繋がりやすくなります。
  • 開業時の信頼性:自宅サロンなどを開業する際、資格証を掲示することで信頼性が増します。

おすすめはIBCA認定資格

これからヘッドスパの仕事を始めたい方には、IBCA(国際ボディトリートメント技術認定協会)認定の資格がおすすめです。
AEAJ(日本アロマ環境協会)なども有名ですが、IBCAの通信講座は「サロンワークに特化した実践的な技術」を短期間・低価格で学べる点が特徴です。解剖生理学に基づいた理論と、現場ですぐに使える手技をセットで習得できるため、仕事としてヘッドスパを行いたい方に最適です。

自分に合った働き方を見つけるために

ヘッドスパ資格を取得した後のキャリアパスは一つではありません。

雇用されて働く vs 独立開業する

まずはサロンに就職して経験を積むのも良いですし、資格取得後すぐに自宅サロンや週末起業で小さく開業するのも一つの選択肢です。
IBCAの通信講座なら、自分のペースで学習を進められるため、現在の仕事を続けながら準備を進めることも可能です。

まずは資格取得で自信をつける

「自分にできるか不安」という方は、まずは資格の勉強を通じて適性を確認してみることをおすすめします。体系的に学ぶことで自信がつき、プロとしてデビューする準備が整います。

まとめ:資格を取得してプロのセラピストへ

ヘッドスパの仕事は、お客様の疲れを癒やし、「ありがとう」と感謝されるやりがいのある仕事です。一日の流れや施術内容はサロンによって異なりますが、基本となるのは「確かな技術」と「おもてなしの心」です。

IBCA認定のヘッドスパ資格なら、未経験からでもプロとして通用するスキルを効率よく身につけることができます。あなたも癒やしのプロフェッショナルとしての第一歩を踏み出してみませんか?

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記事執筆者・監修者プロフィール

藤井 由香 (ふじい ゆか)

日本アロママイスタースクール 講師 / CIDESCO国際ライセンス保持者

ビューティー関連専門学校を卒業後、大手エステティック会社で7年間勤務。
その後、当社直営サロン「Bodysh」で2年間施術経験を積み、平成30年より当スクール講師として活動しています。
現場経験と教育の両方に精通し、これまで多くのセラピストを育成してきました。

専門分野

  • ヘッドスパ・ドライヘッドスパ技術指導
  • ボディ・フェイシャルトリートメント技術指導
  • リンパ・オイルトリートメント技術指導
  • エステティック技術指導
  • 国際基準に基づく施術指導

保有資格

  • IBCA認定 講師資格
  • IBCA認定 国際ボディセラピスト プロフェッショナル資格
  • 日本エステティック協会 認定上級エステティシャン資格
  • 日本エステティック協会 認定トータルエステティックアドバイザー資格
  • CIDESCO-NIPPON 国際ライセンス(CIDESCOエステティシャン資格)