ヘッドスパ資格の種類一覧!主要な協会と資格の選び方

「ヘッドスパの資格を取得したいけれど、種類が多くてどれを選べばいいかわからない」「自分に合った資格はどれだろう?」と悩んでいませんか?

癒やしへのニーズが高まる中、ヘッドスパは美容室だけでなく、リラクゼーションサロンや専門店でも人気のメニューとなっています。それに伴い、関連する資格も数多く存在するため、目的に合わない資格を選んでしまうと、時間と費用を無駄にしてしまう可能性もあります。

この記事では、主要なヘッドスパ資格の種類を一覧で比較し、それぞれの特徴や選び方を分かりやすく解説します。未経験からプロを目指す方や、サロン開業を考えている方はぜひ参考にしてください。

なお、資格取得の費用相場や勉強法など、資格選びの全体像については『ヘッドスパ資格の選び方|種類・費用・おすすめ通信講座』をご覧ください。

ヘッドスパ資格の基礎知識:国家資格と民間資格の違い

具体的な資格の種類を見る前に、まず理解しておかなければならないのが「国家資格」と「民間資格」の違いです。ヘッドスパの施術内容によって、必要な資格が異なります。

美容師免許(国家資格)が必要なケース

水やお湯を使って髪を濡らし、シャンプーやトリートメントを行う「ウェットヘッドスパ」を業務として行う場合、美容師免許(国家資格)が必須です。

これは美容師法により、洗髪(シャンプー)などの美容行為は美容師のみに認められているためです。美容室で提供されるヘッドスパのほとんどがこれに該当します。

民間資格で施術可能なケース(ドライヘッドスパ)

一方、水やオイルを使わず、頭皮をもみほぐす「ドライヘッドスパ」であれば、美容師免許は不要です。こちらはリラクゼーションを目的とした施術とみなされるため、民間資格を取得してセラピストとして活動することが可能です。

ここがポイント!
これから資格取得を目指す方で、美容師免許をお持ちでない場合は、「ドライヘッドスパ」系の民間資格を目指すのが一般的です。民間資格は、各協会やスクールが独自の基準で認定しており、短期間で取得できるものから専門性の高いものまで多種多様です。

【一覧】代表的なヘッドスパ資格の種類と特徴

ここでは、ヘッドスパ・ドライヘッドスパ関連の主要な民間資格を紹介します。それぞれの協会やスクールによって、重視している技術や理論が異なります。

資格・協会名 特徴 おすすめな人
日本ヘッドセラピスト認定協会(JHMA) 1級〜3級の段階的な検定試験を実施。解剖生理学に基づいた理論が学べる。 基礎から段階的に学びたい人
一般社団法人 日本ドライヘッドスパスクール協会 「ヘッドマイスター」資格が有名。独自の技術理論を持ち、人気店の技術が学べる。 特定の有名店の技術を学びたい人
日本ヘッドスパ協会(JHSA) 美容師向けの講座が多いが、検定試験もあり。理美容業界での認知度が高い。 美容師免許を持っていてスキルアップしたい人
国際ボディトリートメント技術認定協会(IBCA) 「漢方経絡リンパ」など東洋医学を取り入れた技術が特徴。通信講座が充実。 自宅で学びたい人、開業を目指す人

日本ヘッドセラピスト認定協会(JHMA)

ヘッドセラピーの普及を目的とし、ヘッドセラピスト検定を実施しています。3級(入門)、2級(基礎)、1級(プロフェッショナル)と段階が分かれており、自分のレベルに合わせて受験できます。セミナー受講も可能ですが、試験会場での受験が必要です。

一般社団法人 日本ドライヘッドスパスクール協会

「ドライヘッドスパの最高峰」を謳う有名サロンが運営母体となっている協会です。「ヘッドマイスター」という資格認定講座を行っており、短期間の集中講座で技術を習得します。費用は比較的高額ですが、知名度のある技術を学びたい方に選ばれています。

日本ヘッドスパ協会(JHSA)

理美容業界と密接に関わっている協会で、ヘッドスパ検定などを行っています。美容室での導入を前提とした内容も多いため、すでに美容師として働いている方が、プラスアルファの技術として習得するケースが多いです。

国際ボディトリートメント技術認定協会(IBCA)

アロマやリンパ、リフレクソロジーなど、ボディケア全般の技術認定を行っている協会です。ヘッドスパに関しては、「漢方経絡リンパ」の考え方を取り入れた独自の技術認定があります。
通信講座での資格取得に対応しており、忙しい方や地方在住の方でも取得しやすいのが特徴です。また、サロン開業を見据えたカリキュラムが組まれています。

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目的別:あなたに合ったヘッドスパ資格の選び方

資格の種類が多くて迷ってしまう場合は、「資格を取って何をしたいか(目的)」から逆算して選ぶのが正解です。

就職・転職の武器にしたい場合

リラクゼーションサロンやスパへの就職を目指すなら、履歴書に書ける認定証が発行される資格を選びましょう。特に、実技試験がある資格や、カリキュラム修了証がもらえる講座は、一定のスキルがある証明になります。

今あるメニューのプラスアルファにしたい場合

すでにエステティシャンやセラピストとして活動している方が、オプションメニューとしてヘッドスパを導入したい場合は、短期間で技術習得できる講座がおすすめです。既存の技術と組み合わせやすい「リンパ」や「ツボ押し」の要素が入った資格が相性が良いでしょう。

自宅サロン開業を目指す場合

開業を目指すなら、単に「気持ちいい」だけでなく、「お客様の悩みを解決できる技術」「サロン運営の知識」が必要です。
技術力はもちろんですが、開業サポートや運営ノウハウまで学べるスクールや資格を選ぶと、スタートダッシュが切りやすくなります。

初心者・開業志望者におすすめ!IBCA認定資格

数ある資格の中でも、未経験からのスタートや、将来的なサロン開業・副業を考えている方には、IBCA(国際ボディトリートメント技術認定協会)認定の通信講座がおすすめです。

通学不要!スマホと動画で本格技術が学べる

IBCA認定校(日本アロママイスタースクールなど)の通信講座では、プロの講師による手元の動きが見やすい動画教材を使用します。自分のペースで何度も繰り返し確認できるため、通学時間が取れない方でも着実に技術を習得できます。

「漢方経絡リンパ」を取り入れた差別化できる技術

単なるもみほぐしだけでなく、東洋医学の「経絡」や「ツボ」の知識を取り入れたヘッドスパ技術を学べます。眼精疲労や首肩のコリ、睡眠の質など、現代人が抱える悩みにアプローチできるため、お客様からの満足度が高く、リピートに繋がりやすいのが特徴です。

法令遵守について
IBCAの講座では、医療類似行為(マッサージ)とリラクゼーションの違いについても正しく理解し、法令を遵守した安全な施術を提供するための知識も身につけます。

リーズナブルな費用で資格取得が可能

通学型のスクールでは数十万円かかることも珍しくありませんが、通信講座であれば数万円から資格取得が可能です。低コストで学び始められるため、開業資金を温存したい方や、まずは副業から始めたい方にも最適です。

まとめ:自分に合った資格を選んでプロへの第一歩を

ヘッドスパの資格には様々な種類がありますが、大切なのは「どの協会か」よりも「自分の目的に合っているか」です。

  • 美容師免許がない場合は「ドライヘッドスパ」の民間資格を選ぶ
  • 就職、スキルアップ、開業など、目的に合わせて選ぶ
  • 忙しい方や開業を目指す方には、IBCAの通信講座が効率的

資格取得はゴールではなく、セラピストとしてのスタートラインです。自信を持って施術を提供するためにも、しっかりとした技術と理論が学べる講座を選んでください。

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記事執筆者・監修者プロフィール

藤井 由香 (ふじい ゆか)

日本アロママイスタースクール 講師 / CIDESCO国際ライセンス保持者

ビューティー関連専門学校を卒業後、大手エステティック会社で7年間勤務。
その後、当社直営サロン「Bodysh」で2年間施術経験を積み、平成30年より当スクール講師として活動しています。
現場経験と教育の両方に精通し、これまで多くのセラピストを育成してきました。

専門分野

  • ヘッドスパ・ドライヘッドスパ技術指導
  • ボディ・フェイシャルトリートメント技術指導
  • リンパ・オイルトリートメント技術指導
  • エステティック技術指導
  • 国際基準に基づく施術指導

保有資格

  • IBCA認定 講師資格
  • IBCA認定 国際ボディセラピスト プロフェッショナル資格
  • 日本エステティック協会 認定上級エステティシャン資格
  • 日本エステティック協会 認定トータルエステティックアドバイザー資格
  • CIDESCO-NIPPON 国際ライセンス(CIDESCOエステティシャン資格)