アロマ国際資格(IFPA/IFA)は難しい?費用と取得期間を解説

「アロマセラピストとして世界で活躍したい」「箔がつく国際資格を取りたいけれど、難しそうで不安…」

アロマテラピーの上位資格として知られるIFPAIFAといった国際資格。取得すれば高い知識と技術の証明になりますが、その分、取得までのハードル(費用・期間・難易度)は国内資格に比べて非常に高くなります。

この記事では、アロマの2大国際資格であるIFPAとIFAの特徴、取得にかかるリアルな費用と期間、そして「本当にあなたに必要な資格なのか?」を見極めるための判断基準を、プロの視点で詳しく解説します。

もしあなたが「海外移住の予定はない」「まずは日本でサロンを開業したい」と考えているなら、国際資格よりもコストパフォーマンスの良い選択肢があるかもしれません。ぜひ最後まで読んで、後悔のない資格選びをしてください。

資格の全体像については「アロマ資格の選び方|種類・費用・おすすめ通信講座」をご覧ください。

アロマの国際資格「IFPA」と「IFA」とは?

アロマテラピー業界で「国際資格」といえば、主にイギリスに本部を置く以下の2つの団体を指します。

  • IFA(International Federation of Aromatherapists):1985年に設立された世界最古のアロマセラピスト団体。世界各国で認知度が高い。
  • IFPA(International Federation of Professional Aromatherapists):2002年にイギリスの3つのアロマ団体が統合して発足。医療現場での活用など、臨床アロマセラピーに強い。

どちらもイギリスの認定資格であり、取得するためには日本国内にある「認定スクール」に通い、厳格なカリキュラムを修了して試験に合格する必要があります。

IFPA・IFA資格取得にかかる費用と期間、難易度

国際資格は「プロ中のプロ」を目指す資格であるため、国内の民間資格(AEAJなど)と比較すると、取得への道のりは険しくなります。

費用は高額?100万円前後が目安

認定スクールの受講料は、カリキュラムの充実度や実習時間の長さから高額になりがちです。入学金、授業料、教材費、試験受験料、協会登録料などを合わせると、総額で100万円前後、場合によってはそれ以上かかることも珍しくありません。

取得期間は1年〜2年以上の通学が必要

国際資格のカリキュラムは、解剖生理学や病理学など多岐にわたります。そのため、週1〜2回の通学で最短でも1年、働きながらだと2年程度かかるのが一般的です。「すぐに資格を取って働きたい」という方には、この期間の長さがネックになることがあります。

難易度は高い?医療レベルの解剖生理学

試験では、精油の知識だけでなく、人体の構造や機能(解剖生理学)、病気に関する知識(病理学)について、医療従事者に近いレベルの理解が求められます。また、実技試験でも高い水準のトリートメント技術(※)が要求されるため、難易度は非常に高いと言えます。

※日本では「マッサージ」は国家資格(あん摩マッサージ指圧師)が必要な行為です。アロマセラピストが行うのは、リラクゼーションを目的とした「トリートメント」であり、医療行為や治療ではありません。

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※まずは詳細ページでカリキュラムをご確認ください

国際資格は本当に必要?目的別の選び方

「すごい資格だから」という理由だけで国際資格を目指すと、費用と時間の負担に後悔することになりかねません。ご自身の目的に合わせて選ぶことが大切です。

「海外で働く」「医療従事者と連携する」なら国際資格

将来的にイギリスなど海外へ移住してセラピストとして働きたい、あるいは医療現場でメディカルアロマを本格的に実践したいという場合は、国際的な信頼性の高いIFPAやIFAの取得を目指す価値があります。

「日本でサロン開業・就職」なら国内資格で十分

日本国内でリラクゼーションサロンを開業したり、就職したりする場合、必ずしも国際資格が必要なわけではありません。お客様が重視するのは「資格の権威」よりも「心地よい技術」や「確かな知識に基づいたアドバイス」です。
国内の民間資格であっても、しっかりと実技と知識を身につければ、プロとして十分に活躍できます。

短期間・低コストでプロを目指すならIBCAもおすすめ

「費用と時間は抑えたいけれど、サロンワークで通用する本格的な技術を身につけたい」
そうお考えの方には、IBCA(国際ボディセラピスト協会)認定資格がおすすめです。

実技重視で即戦力に!IBCA認定資格の特徴

IBCAの通信講座は、サロン現場で求められる「実技(トリートメント技術)」の習得に特化しています。国際資格レベルの解剖生理学に基づいた技術を、分かりやすい動画教材で効率よく学ぶことができます。

IBCA資格を選ぶメリット

  • 短期間:最短1ヶ月〜で資格取得が可能。
  • 低価格:国際資格の10分の1程度の費用で受講できる講座も。
  • 実践的:「漢方経絡リンパ」など、サロンのメニューに直結する技術が学べる。

国際資格とIBCA資格の比較表

項目 国際資格(IFPA/IFA) IBCA認定資格
費用目安 100万円〜 5万円〜20万円程度
取得期間 1年〜2年(通学必須) 1ヶ月〜(通信で可)
難易度 高(学術的・専門的) 中(実践的・初心者向け)
こんな人向け 海外で働きたい
時間をかけて深く学びたい
早くサロンを開業したい
コストを抑えて技術を学びたい

まとめ:キャリアプランに合わせて最適な資格を選ぼう

アロマの国際資格(IFPA/IFA)は、世界的な権威と深い知識が得られる素晴らしい資格ですが、取得には多大な費用と時間が必要です。

もしあなたの目標が「日本国内でのサロン開業」や「セラピストとしての就職」であれば、短期間・低コストで実践力を磨けるIBCA認定資格の方が、コストパフォーマンスが良い場合があります。

「自分は将来どうなりたいか?」を明確にし、無理のない範囲で確実にステップアップできる資格を選びましょう。

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記事執筆者・監修者プロフィール

藤井 由香 (ふじい ゆか)

日本アロママイスタースクール 講師 / CIDESCO国際ライセンス保持者

ビューティー関連専門学校を卒業後、大手エステティック会社で7年間勤務。
その後、当社直営サロン「Bodysh」で2年間施術経験を積み、平成30年より当スクール講師として活動しています。
現場経験と教育の両方に精通し、これまで多くのセラピストを育成してきました。

専門分野

  • ヘッドスパ・ドライヘッドスパ技術指導
  • ボディ・フェイシャルトリートメント技術指導
  • リンパ・オイルトリートメント技術指導
  • エステティック技術指導
  • 国際基準に基づく施術指導

保有資格

  • IBCA認定 講師資格
  • IBCA認定 国際ボディセラピスト プロフェッショナル資格
  • 日本エステティック協会 認定上級エステティシャン資格
  • 日本エステティック協会 認定トータルエステティックアドバイザー資格
  • CIDESCO-NIPPON 国際ライセンス(CIDESCOエステティシャン資格)