鍼灸師の資格はマッサージに役立つ?取得メリットと費用

「ツボを刺激して体の不調を治す『鍼灸師』に憧れる」「鍼灸師の資格を持っていれば、マッサージの仕事にも役立つの?」

東洋医学のプロフェッショナルである鍼灸師(はり師・きゅう師)。国家資格としての信頼性も高く、将来性のある職業ですが、実際に資格を取ろうとすると「マッサージ師とは何が違うの?」「費用や期間はどれくらい?」といった疑問が湧いてくるものです。

実は、鍼灸師の資格だけでは、法的に「マッサージ」を行うことはできません。目的によっては、高額な学費をかけて鍼灸師を目指すよりも、別のルートを選んだ方が近道になる場合もあります。

この記事では、鍼灸師の資格概要や取得費用、そしてマッサージ(手技)との関係性について詳しく解説します。

なお、資格の種類や全体像については『マッサージ資格の選び方|種類・費用・おすすめ通信講座』をご覧ください。

鍼灸師(はり師・きゅう師)とは?マッサージ師との違い

一般的に「鍼灸師(しんきゅうし)」と呼ばれていますが、正式には「はり師」「きゅう師」という2つの国家資格を合わせた呼び名です。

鍼灸師の仕事内容

専用の鍼(はり)やお灸(きゅう)を使って、全身にある「経穴(ツボ)」を刺激し、人間が本来持っている自然治癒力を高める治療を行います。肩こりや腰痛だけでなく、神経痛や内臓の不調など、幅広い症状に対応できるのが特徴です。

マッサージ師(あん摩マッサージ指圧師)との違い

ここが最も重要なポイントですが、「鍼灸師」と「あん摩マッサージ指圧師」は全く別の国家資格です。

資格 鍼灸師 あん摩マッサージ指圧師
主な道具 鍼(はり)、お灸(きゅう) 手、指
業務内容 ツボを刺激して治療を行う 「なでる・押す・揉む」等の手技でマッサージを行う
できること はり・きゅう治療
(※マッサージはできない)
マッサージ治療
(※はり・きゅうはできない)

つまり、鍼灸師の資格だけを持っていても、法的に「マッサージ師」と名乗ってマッサージ治療を行うことはできません。

鍼灸師の資格取得にかかる費用と期間

鍼灸師になるには、国が定めた厳しい基準をクリアする必要があります。

最低3年間の通学が必要

高校卒業後、鍼灸師の養成施設(専門学校や大学)に3年以上通い、解剖学・生理学・東洋医学概論などの単位を取得する必要があります。通信講座や独学のみで受験資格を得ることはできません。

学費の相場は300万〜500万円

専門学校の学費は、3年間で約300万〜500万円かかります。「はり師」と「きゅう師」の両方の試験を受ける必要があり(同時受験が一般的)、国家試験の合格率は例年70%〜80%程度です。

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鍼灸師資格はマッサージ(手技)に役立つ?

「手を使った癒やしの仕事をしたい」と考えている場合、鍼灸師の資格は役に立つのでしょうか。

知識面では非常に役立つ

鍼灸師の学校で学ぶ「経絡(けいらく)」「経穴(ツボ)」の知識は、オイルマッサージやボディケアを行う上でも非常に強力な武器になります。「なぜそこを押すと効くのか」を理論的に理解できるため、施術の効果を高めることができます。

「手技」をメインにするなら遠回りかも

しかし、鍼灸師の学校では「鍼とお灸」の技術習得がメインであり、リラクゼーションのような「手技(トリートメント)」の実習は多くありません。
「手で癒やしたい」のが主目的であれば、3年間と数百万円をかけて鍼灸師になるのは、コストパフォーマンスの面で少し遠回りと言えるかもしれません。

「治療」より「癒やし」なら民間資格が現実的

もしあなたの目的が「治療院を開いて本格的な治療をしたい」のではなく、「リラクゼーションサロンでお客様を癒やしたい」「美容に関わる仕事がしたい」のであれば、民間資格(セラピスト資格)がおすすめです。

民間資格のメリット
  • 費用が安い: 数万円〜数十万円で取得可能。
  • 期間が短い: 通信講座なら働きながら数ヶ月で取得できる。
  • 手技に特化: サロン現場ですぐに使えるトリートメント技術を学べる。

東洋医学を活かす!IBCAの「漢方経絡リンパ」

「東洋医学(ツボ)の知識も身につけたいし、手を使った癒やしの技術も学びたい」
そんな良いとこ取りをしたい方には、IBCA(国際ボディトリートメント技術認定協会)の通信講座が最適です。

ツボとリンパを融合した技術

IBCAの「漢方経絡リンパセラピスト」資格では、鍼灸師が学ぶような「経絡・経穴」の知識をベースに、オイルを使ってリンパを流す技術を習得します。鍼を使わずに、手技だけでツボを刺激し、デトックス効果を高める人気のメソッドです。

短期間・低価格でプロの資格へ

国家資格のように数百万円かける必要はありません。通信講座で効率よく学び、履歴書や開業時に使える「認定資格」を取得できます。

まとめ

鍼灸師は素晴らしい国家資格ですが、「マッサージ(手技)で人を癒やす」ことが目的なら、必ずしも必須ではありません。

東洋医学の知恵を取り入れたマッサージを行いたいなら、IBCAの「漢方経絡リンパ」のように、民間資格でも深く学べる講座があります。自分の目指すキャリアと予算に合わせて、最適なルートを選んでくださいね。

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記事執筆者・監修者プロフィール

藤井 由香 (ふじい ゆか)

日本アロママイスタースクール 講師 / CIDESCO国際ライセンス保持者

ビューティー関連専門学校を卒業後、大手エステティック会社で7年間勤務。
その後、当社直営サロン「Bodysh」で2年間施術経験を積み、平成30年より当スクール講師として活動しています。
現場経験と教育の両方に精通し、これまで多くのセラピストを育成してきました。

専門分野

  • ヘッドスパ・ドライヘッドスパ技術指導
  • ボディ・フェイシャルトリートメント技術指導
  • リンパ・オイルトリートメント技術指導
  • エステティック技術指導
  • 国際基準に基づく施術指導

保有資格

  • IBCA認定 講師資格
  • IBCA認定 国際ボディセラピスト プロフェッショナル資格
  • 日本エステティック協会 認定上級エステティシャン資格
  • 日本エステティック協会 認定トータルエステティックアドバイザー資格
  • CIDESCO-NIPPON 国際ライセンス(CIDESCOエステティシャン資格)